アドベリフィケーションの仕組みと役割
アドベリフィケーションの概要
アドベリフィケーションとは、DSPなどを使って配信した広告が、広告主のイメージ低下を招くようなサイトに配信されていないか、ユーザーが認識できる場所にちゃんと掲載されているかなどを確認して配信をコントロールするためのツールのことです。
広告主のブランド価値を守るという役割(広告主のブランド保護)
アドネットワークなどのネットワークを使った広告配信は「大規模な配信ができる」「一括して配信が行える」などのメリットがある反面、媒体の情報を広告主に全て開示することは難しく、意図していないところに配信される可能性もあります。アドベリフィケーションのサービスを利用することで、自動的に公序良俗に反するサイトに広告を表示させないようできます。
見られる場所に広告を表示する役割
Imp課金型のディスプレイ広告では、ページが表示された時点でインプレッションがカウントされるので、ユーザーの見える位置に広告が表示されなかった(ユーザーが広告表示位置までスクロールしなかった)としても課金されます。
アドベリフィケーションの仕組みを使えば、「インビュー(ユーザーが実際に目にする位置に広告が表示されたインプレッション)」の計測ができるので、インビューが発生しない無駄な配信先を除外することができます。
著者の場合は、「スクロールしなくても表示される範囲のインプレッション(ファーストビュー)」のみに広告を配信するようにしています。