エンゲージメントとは「ブランドと、ユーザーの親密さ・結びつき・絆・共感」
エンゲージメントとは、「ブランドと、ユーザーの親密さ・結びつき・絆・共感」を意味する言葉です。それを数値化するのがエンゲージメント指標です。ただし、コンバージョンやクリックなどとは異なり、明確な定義がなく、ぶっちゃけバズワードみたいになって「これ本当にエンゲージメント指標って呼べるの?」みたいな広告商品も多々あります。
エンゲージメントについては、本質的な意味をまず理解した上で、様々なエンゲージメント広告商品(CPE課金商品)が「何をエンゲージメント指標としているか」に注目してください。そのエンゲージメント指標に納得がいけば、商品の説明を受けてみても良いと思います。
エンゲージメントの本質的な理解については、2013年のアドテックのセッションの1つが非常に面白かったです。
【参考】Web担当者Forum:「ad:tech tokyo 2013 レポート by Yahoo! いいね! で終わらない本質的なエンゲージメントを生むコンテンツの作り方とは?」
エンゲージメントの定義
一応、用語を定義すると。。。
エンゲージメントとは、「ブランドと、ユーザーの親密さ・結びつき・絆・共感」のこと。
エンゲージメント指標とは、エンゲージメントが発生・上昇したことを数値で表すことができる指標のこと。ただし、エンゲージメントの定義は「広告商品」「人(広告主、代理店、メディア)」によって様々で、何をエンゲージメント指標とするかで、エンゲージの深さに大きな違いがある。
CPE課金型(エンゲージメント課金型)広告の事例
エンゲージメント発生ごとに課金される広告をCPE(Cost Per Engagement)課金型広告と呼びます。この広告の導入を検討する場合は、前述の通りエンゲージメントの定義の幅が広いので、“その広告が何をエンゲージメントとしているか、そのアクションはエンゲージメントとして納得できるものか”というところを必ず考えてください。
では、CPE課金型の広告を1つ紹介します。
CPE課金型のエンゲージメント広告の1つ「Google エンゲージメント広告」
エンゲージメント発生条件(課金タイミング):「広告にマウスオンしてから2秒経過してクリエイティブがエキスパンドされること」
【参考】Google:「Google エンゲージメント広告」
<DoubleClick Rich Mediaヘルプから引用>
Google ディスプレイ ネットワークのエンゲージメント広告は、重要な場面で顧客の関心を引き付けるためのクリエイティブ広告フォーマットです。標準のディスプレイ広告ユニットに収まるためウェブ中のあらゆるページに掲載でき、ユーザーがカーソルを合わせて 2 秒経過すると大きなサイズにエキスパンドします。この2秒の遅延を設けることで、偶然カーソルが合ってエキスパンドするのを回避しています。これによりユーザー エクスペリエンスが向上するだけでなく、広告主への正確なレポートの提供も可能になりました。
ユーザーが広告にカーソルを合わせてから2秒経過しないと展開されないため、誤って表示されてしまうということが少ないということが特徴です。エンゲージメントの深さはあまりないかもしれませんが(そもそもエンゲージメントは広告枠だけの話ではないので)、広告商品として興味はあります。