絶対に作ってはいけないダメなサテライトサイト
被リンク供給のための低品質Webサイト
- リンク中心で中身がないコンテンツのサイト ⇒ 被リンク供給目的がバレバレ
- どこからもリンクされない、誰からもアクセスされないサイト ⇒ Webサイトとして支持されていない
- それ単体で価値ある情報を提供しない中身が適当なサイト ⇒ コンテンツ不十分
上記のようなサイトを大量生産して本体サイトへのリンクを貼り、ページランクを渡そうとするやり方は完全なスパムです。
今の検索エンジンは「どのサイトが手抜きして作られた被リンク供給のためのサイトなのか」を判別できます。昔は通用したかもしれませんが、今は時間の無駄どころか危険しかありません。こんなサテライトサイトは絶対に作らないようにしましょう。
SEO効果があるサテライトサイトを作る3つのポイント 「絞る」「広げる」「ずらす」
本体サイトの一部のコンテンツ(テーマ)に絞って、サテライトサイト制作
一部のコンテンツの深堀りをしていき、そのコンテンツに特化した、本体サイトよりも専門的なサイトを制作します。ユーザーに支持されアクセスが集まるようになれば、今までよりも確度の高いユーザーを本体サイトに誘導できるかもしれません。
注意点は本体サイトにリンクを貼るところで、関連性が最も高そうなページにリンクさせてください。相互リンクもありだと思います。本体サイトのコンテンツを詳細にしたものなので、関連性については困るようなことはないと思います。
本体サイトのテーマを広げて、サテライトサイト制作
今度は逆に、本体サイトのテーマを広げていきます。「リスティング広告のキーワード」と「SEO対策キーワード」の差分がヒントになりそうです。リスティング広告ではSEOで対策できていないキーワードを幅広く入札していると思いますが、これと同じ考え方で、本体サイトのテーマを含むサイトを制作していきます。
例えば、著者の例で言うと、現在勤めている会社は“マーケティング業界”の中の“マーケティングリサーチ”の会社ですが、「マーケティング」をテーマとしてサテライトサイトを作るということになります。
注意点はテーマをあまり広げすぎないことです。本体サイトとの関連性が薄くなります。このやり方の特徴は元のテーマを広げているので、本体サイトのTOPにリンクさせやすいところです。
本体サイトのテーマをずらして、サテライトサイト制作
本体サイトのテーマを無視するのではなく、一定の関連性を担保しつつスピンオフさせたようなイメージです。他の2つと比べて、関連性が薄くなりがちですが、その分ある程度テーマの自由が利くので、ユーザーが喜ぶコンテンツ作りを意識しましょう。
例えば、Digital Marketing Labなら、『Webツールまとめ(サイト内に作ってしまいましたが)』のようなコンテンツがこれにあたると思います。他の事例で言うと、ブログ形式のサテライトサイトを展開しているところが多いです。
本当のサテライトサイトの価値
サテライトサイトはそれ単体でも価値があると、自分で自信が持てるものを
サテライトサイトの価値は、本体サイトへのリンクだけでなく、それこそSEOを補完するリスティング広告のように、本体サイトでカバーできなかった“潜在顧客”を別の方向から集客するという目的で作成・運用しましょう。
このように作られたサイトにはアクセスが集まり、ユーザーから支持され、リンクとしての価値も出てくるはずです。
「1,000のサイトを作るより、1つのサイトを作り込む」
本体サイトと同じように手をかけないといけないので、実施するかは非常に悩ましいところですが、ガッツがある人は挑戦してもいいかもしれません。
著者が担当するサイトの事例
ランディングページ×サテライトサイト
ランディングページとサテライトサイトという2つの視点で、面白い事例があります。ランディングページと聞くと多くの人がペラ1で、必要な情報のみをユーザーに見せる、広告的なWebページを思い浮かべると思いますが、著者はこれのコンテンツを作り込み、複数ページにしてサテライトサイト的(特定のサービス群に絞ったサービス説明用Webページ)にリニューアルしました。
もちろんランディングページなので、当初は広告からの流入をメインに考えていましたが、これが育ってきて、今では自然検索だけで本体サイトのサービスページの数十倍~数百倍のアクセスが集まるようになりました。
この事例に関しては詳しく説明したいので、↓のページで紹介しています。ぜひご覧ください。
⇒『内部SEO成功事例「LP×サテライトサイト」』