キャンペーンの設計

広告グループの設計

広告グループの設計

リスティング広告の成果を上げるキャンペーン設計

前回までの復習

ここからは、『キーワードマッチの数だけ広告グループを複製する』のところからの続きになります。広告グループが完成したので、残りは広告グループをキャンペーンとしてまとめるだけです。

アカウント構造はできるだけ細かい方がいいので、広告グループをそのままキャンペーンにするのが理想的なんですが、アカウント内のキャンペーン数の制約は結構厳しいです。

下記を参考に、広告グループをキャンペーンとしてまとめましょう。

広告グループの「プラスマイナス」と「キーワードマッチ」でキャンペーンを作成

広告グループの「プラスマイナス」「キーワードマッチ」でキャンペーンを作成します。

まず、広告グループの“プラス”と“マイナス”が分かれていることで、共通キーワードを持った広告グループ間の移動(プラス⇔マイナス)ができるので、移動させても広告グループ内のキーワードの関連性は弱まらず、かつ、移動先の広告文ともテキストが一致するようになります。広告グループの品質アップ

次に、キーワードマッチが分かれていることで、予算のコントロールがしやすくなります。同じキーワードでもキーワードマッチの違いで表示優先度が変わります。キーワードマッチごとの細かい予算運用ができるように、全く同じキーワードを別々のキーワードマッチで登録しています。

【サンプル】アカウントが完成するまで(その4)~キャンペーン1~
キャンペーン1

【サンプル】アカウントが完成するまで(その5)~キャンペーン1 概念図~
キャンペーン1 概念図

キーワードの貢献度(CPAやCV)で分類してキャンペーンを作成

キャンペーンは予算の単位です。効果が良いものに予算投下するなど、予算運用を柔軟に行うため、キャンペーンは必ず「キーワードの貢献度(CPAやCV)」でセグメントしてください。

  • 【例】まとめ方の視点
  • 獲得効率の良いキャンペーン ➝ CPA重視キャンペーン(予算を最もかけたいキャンペーン)
  • 獲得数大・CPA普通 ➝ CV重視キャンペーン(次に予算をかけたいキャンペーン)
  • 獲得数小・CPA普通 ➝ テールキーワードキャンペーン(CPAがあまり高くないものを寄せ集めたキャンペーン)
  • 獲得数大・CPA高め ➝ CV重視キャンペーン(できれば予算は抑えたいが、獲得数が少ない時の最後の砦)

先ほど作成したキャンペーン(キーワードマッチ×プラスマイナス)を、上記のような視点で、キーワードの貢献度別に分類して、さらにキャンペーンを細かく分けます。CVRは検索キーワードによって大きく変動しますので、キーワードの種類で分けることは、「貢献度で分類」しているとも言えます。この段階では、実績データがなく、貢献度が判断できないと思いますが、仮説を立ててキャンペーンを設計しましょう。

【サンプル】アカウントが完成するまで(その6)~キャンペーン2~
キャンペーン2

これで、アカウント設計は完了です。最後の「キーワードの貢献度別(キーワードの種類)による分類」はアカウントに登録できるキャンペーンの数に注意して、キーワードのまとめ方を工夫しましよう。ちゃんと貢献度で分類するように!

広告グループの設計

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